【結露対策】テクノストラクチャー工法は結露しやすい?

【結露対策】テクノストラクチャー工法は結露しやすい?

テクノストラクチャー工法では「テクノビーム」という木と鉄を合わせた梁を使用します。
 
鉄を使っているため、「テクノストラクチャーは結露しやすいのではないか。」と思っておられる方が多くおられます。
 
結論から申し上げると、テクノストラクチャー工法では結露対策も行なっているため、結露も起こりにくくなっています。
 
ではなぜテクノストラクチャーは結露が起きやすいと言われているのか、テクノストラクチャー工法ではどのような結露対策を行なっているのかを解説していきます。
 
 

テクノストラクチャー工法は結露しやすい?

 
テクノストラクチャー工法では結露対策も検査項目に入っているため、結露が起きやすいということはありません。
 
しかしながらいくつかの理由により、結露しやすいのではないかと思われる方がおられます。
 
 

ヒートブリッジ(熱橋)が起き、結露するのでは

 
お客様によっては、「ヒートブリッジが原因で結露するのでは」と心配される場合もあります。
 
ヒートブリッジ(熱橋)とは、建築部品が熱を伝える現象を指します。
 
「テクノビーム」は木と金属を使った梁のため、木だけよりも熱が伝わりやすく、結果として他の建材との温度差が生じ、結露するのではないか、と思われる場合があります。
 
しかし結論から申し上げると、テクノストラクチャー工法ではヒートブリッジ対策を行うので結露は生じません。
 
具体的には、テクノビームの外周部に断熱材を入れることにより、外気とテクノビームが直接触れないようにしています。
 
どのような断熱材を使用するかは工務店やハウスメーカーによって異なりますが、テクノビームの結露対策としては建築する工務店、ハウスメーカーだけでなく、パナソニックさんも確認する二重確認体制をとることにより、テクノストラクチャー工法の家の品質を担保しています。
 
また、北海道などの寒冷地では断熱材の量を増やすなどし、より安全な防露対策を行います。
 
 

万が一内部結露した場合、梁が金属だと錆びるのでは

 
「テクノビーム」は鉄も使用しているため、「万が一内部結露が起こった場合、梁が錆びてしまうのではないか」という心配のお声をいただくこともあります。
 
「テクノビーム」は「溶融亜鉛メッキ」とい表面処理を行なっており、錆や腐食が起こりにくくなっています。
 
 

テクノストラクチャーの結露対策

通気構法7.7b
テクノストラクチャー工法では調湿性の優れている木の特性を活かしながら、特に湿気の影響を受けやすい壁の中や床下、天井裏などに湿気が溜まらないように、壁の中や屋根裏に空気が流れるようにする「通気構法」をおこなっています。
 
 

まとめ

 
「テクノストラクチャー工法で建てた家は結露しやすい?」というのは誤解です。
 
テクノストラクチャーの家では湿度が溜まりやすい壁の中や天井裏、床下でも通気するように「通気構法」を取り入れています。
 
またテクノビームと外気が接触しないように断熱材を施工するなどし、外気からの熱伝導、ヒートブリッジが起きないように施工しています。
 
また、木材を使用しているのでより自然的な調湿が期待でてきます。
 
 
どの工法で住宅を建てようか悩んでいる方、一度テクノストラクチャーの家も検討してみてはいかがでしょうか。