【カンタン解説】駐車場リフォームの方法と費用を解説

【カンタン解説】駐車場リフォームの方法と費用を解説

駐車場リフォームの方法

自宅の庭や空地をリフォームして駐車場にする方法について解説します。
 
駐車場リフォームにはさまざまな手段があり、どのようにリフォームするかによって予算が大きく変わります。
 
予算も含めご満足いただけるようにそれぞれのメリット・デメリットなど特徴を交えながら、工事の相場価格などを交えつつ、なるべくわかりやすく解説しています。
 
 

駐車場リフォームの構成要素

 
駐車場のリフォームには以下の構成要素があります。
 

駐車場リフォームの構成要素
  • その①・・・舗装
  • その②・・・カーポート・車庫
  • その③・・・フェンス・シャッター

 
順に解説していきます。
 
 

舗装 | 駐車場リフォームの構成要素①

 
庭や空地に車が安全に入れるようにするためには、床面を舗装する必要があります。
タイヤの沈み込みが無くなり、車が汚れなくなります。水はけがよくなるため、足元も汚れずに済みます。
 
 
舗装の種類としては、下記のものがあります。
 

舗装の種類
  • 砕石路盤・・・砕石を突き固めた路盤で、もっとも安価な仕上げになります
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  • 土間コンクリート・・・厚さ15cm程度の鉄筋入りのコンクリートで強固な盤をつくります。適切に施工すれば非常に耐久性が高く、数十年メンテナンス無しで使用できます。
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  • アスファルト・・・砕石路盤の上に厚さ5cm程度のアスファルトで舗装します。コンクリートよりは耐久性に劣るため、使用頻度によっては数年で更新が必要な場合もあります。
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  • インターロッキング・・・砕石路盤の上にセメントを成形し着色したブロックを敷き詰める舗装です。意匠性と耐久性に優れますが、土地の状況によっては将来的に路盤の沈下により波打つことがあるので注意です。
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  • タイル・・・車が乗っても割れない強度を持つタイルを貼る方法です。一般的には土間コンクリートの上に施工します。見た目が良くなり高級感が得られますが、雨や雪の日には若干滑りやすくなるのが難点です。
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カーポート・車庫 | 駐車場リフォームの構成要素②

 
カーポートや車庫を設置して屋根を付けると、車を鳥のフンや天候から守り、汚れや劣化を防げます。
 
また、夏場は炎天下の車内温度上昇をやわらげ、冬場はフロントガラスなどに霜が付きにくくなります。雨天時の乗り降りが楽になるメリットもあります。
カーポートはアルミ製が一般的となっており、施工地域による耐雪荷重と屋根の形状、材質により各社から様々なラインナップが用意されています。車庫は物置メーカーの既製品がもっとも安価となります。
 
 

フェンス・シャッター | 駐車場リフォームの構成要素③

駐車場は道路に向けてオープンにならざるを得ないとしても、庭と玄関アプローチは防犯を考えて侵入防止のフェンスを付けるのが理想です。
 
さらに防犯、侵入防止にこだわるなら、駐車場にシャッターや跳ね上げ式・伸縮式のゲートを付ける方法もあります。
 
 

駐車場リフォームで注意すること

 
駐車場リフォームは以下のことに注意する必要があります。
 
 

駐車場リフォームで注意すること
  • その①・・・既存物の撤去・切り回し
  • その②・・・確認申請が必要か
  • その③・・・既製品が設置可能か

 
 
順に解説します。
 
 

既存物の撤去・切り回し | 駐車場リフォームで注意すること①

 
駐車場スペースに、既存の設備や配管がある場合は注意が必要です。
排水マンホール程度なら問題ありませんが、浄化槽がある場合は車の重さに耐えられるように補強を施す必要があります。
また、カーポートや車庫、フェンスの基礎を設置する位置に給排水や電気の配管・配線がある場合も事前の切り回し移設工事が必要になります。
 
 

確認申請が必要か | 駐車場リフォームで注意すること②

 
カーポートや車庫を設置する場合は、建築法規に注意する必要があります。
設置することで建ぺい率がオーバーすると違法建築になる可能性もあります。
また、地域と規模によっては建築確認申請の手続きも必要となりますので、見積段階で業者に良く確認するようにしましょう。
 
 

既製品が設置可能か | 駐車場リフォームで注意すること③

 
敷地形状により既製品のサイズが適合せず特注料金で割高となったり、そもそも設置が不可能な場合もあります。その場合は木造や鉄骨造の建築工事として建てることになりますので、コストが一気に上がります。
 
 

駐車場リフォームの費用

 
最後に駐車場リフォームの費用目安について説明します。
 
 

既存物の撤去・設備切り回し費用 駐車場リフォームの費用目安

庭の一部を解体し駐車場にする場合は、既存のフェンスやブロックなどの外構の撤去費用として、10〜30万円程度を見込んでおく必要があります。
給排水配管や電気配線の移動が必要な場合もありますので、専門業者に必ず現地調査をして見積を取得するようにしましょう。
 
 

舗装費用

 
ベースとなる砕石路盤で¥4,000〜6,000/㎡が掛かります。これは、その上の舗装種別に関わらず共通で必要となります。
 
仕上げの土間コンクリートの単価は¥6,000〜8,000/㎡が目安です。
駐車場1台分で2.5m×5.0m=12.5㎡程度が必要ですので、車1台分で¥125,000〜175,000程度となります。
 
アスファルト舗装は土間コンクリートよりは安価ですが、極端な小面積ですと割り増し料金になることもあります。
インターロッキングは砕石路盤の上に敷き詰めますが、種類により¥9,000〜が相場です。
タイルは土間コンクリートの上に接着剤で貼りますが、種類により¥12,000〜が相場です。
 
 

カーポート費用

 
1台用のアルミカーポートで30万円〜、2台用で60万円程度となります。
雪国仕様の耐雪型カーポートの場合は柱が増えたり、部材の補強が入るため2〜3割のアップを見込んでおく必要があるでしょう。
 
 

フェンス・シャッター費用

 
アルミフェンスはシンプルなもので、ブロック基礎付きで¥20,000/m〜が相場です。
シャッターは1台用で30万円程度を見込んでおく必要があるでしょう。
 
 

費用をおさえるポイント

費用を抑えるためには、数社から相見積を取得するようにしましょう。また、外構工事は現場調査が重要です。工事が始まってから思わぬ追加出費が発生しないように、立会で事前確認をしっかりと実施しましょう。また、当社は京都市内を中心にリフォーム・新築工事などを行なっている工務店です。「HPをみた」とご相談いただけましたらお見積もりや現地調査にお伺いいたします!
 
 
 

まとめ

 
今回は駐車場リフォームの方法と注意点、費用の目安について解説しました。
駐車場リフォームは、生活の利便性を劇的に向上させます。庭に転用可能なスペースがある方はぜひご検討下さい。