【後悔しない】ZEHで建てる前に知っておきたいこと

ZEHとは「住宅で消費するエネルギーよりも生産するエネルギーが多くなる住宅」を指します。
ZEHについては以下の記事で詳しく解説しています。
>>ZEH(ゼッチ)とは? メリット・デメリットを合わせて解説
本記事ではZEH住宅で家を建てる前に知っていただきたいことをまとめました。
住宅は安くない買い物です。
買ってから後悔しないためにぜひご一読ください。
【後悔しない】ZEHで建てる前に知っておきたいこと
ZEHとは どのような仕様の家なのかは以下の記事で解説しました。
>>ZEH(ゼッチ)とは? メリット・デメリットを合わせて解説
ZEH仕様で家を建てる時のメリット・デメリットは上記の記事でもご紹介しましたが、そのほかにもZEH住宅には以下のような点があることを知っておいていただきたいです。
- その①・・・間取りプランなどのデザインに制約が生まれる
- その②・・・耐震性が落ちる場合がある
- その③・・・建築費用も、維持管理費用もかかる
順に解説しています。
間取りプランなどのデザインに制約が生まれる | ZEHで建てる前に知っておきたいこと①
ZEH基準を満たす家を建てるとすると間取りプランなどのデザインに制約が生まれてしまう場合があります。
ZEH基準を満たすためには高い機密断熱性を示す必要があります。
広々としたリビングなどの大空間や吹き抜けはおしゃれではありますが日光により室温が高くなってしまったり、室内温度の管理が難しくなります。
また大きな窓も機密性に影響を及ぼしてしまう恐れがあり、導入が難しい、ZEH基準で導入する場合は高価なサッシを入れる必要があり、費用が高くなるなどの間取りやデザインに制約が生まれることがあります。
大空間や、デザイン性の高い家を目指したい場合は、ZEH基準にこだわらず、デザイン・住宅性能・導入設備・予算感を鑑み、理想とするバランスを検討するのがおすすめです。
耐震性が落ちる場合がある | ZEHで建てる前に知っておきたいこと②
ZEH基準を満たす家の場合、一般的な住宅よりも耐震性能が劣ってしまう場合があります。
ZEHの家の場合、基本的には屋根の上に「太陽光発電パネル」を設置する必要があります。
太陽光発電パネルは太陽光で発電が可能であり、使う電気を自家発電できる、余った電気は売電して売電収入を得れる、などのメリットもありますが太陽光パネルは非常に重く、屋根や構造に負担がかかってしまいます。
ZEH基準を取れる住宅であれば一定の耐震基準はクリアしていますが、屋根の上に重たい太陽光発電パネルを設置する分、パネルを設置しない場合に比べると耐震性はどうしても劣ってしまうということを認識しておきましょう。
また、太陽光発電パネルは一定のメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると発電効率が落ちるだけでなく、苔やゴミが滞留し、耐震性や建物の寿命を縮めてしまう原因にもなるので注意をしましょう。
耐震性の高い住宅がよい場合は「テクノストラクチャー工法の家」をお勧めしております。
建築費用も、維持管理費用もかかる | ZEHで建てる前に知っておきたいこと③
ZEH基準の家を建てるためには、太陽光発電パネルなどの高度な設備を導入する必要があり、どうしても建築費用が高くなってしまいます。
さらに太陽光発電パネルなどの設備は購入費用だけでなく日々のメンテナンスをする手間や定期点検をする必要があったり維持管理にも費用が発生します。
まとめ
ZEHで建てる前に知っておきたいことを解説しました。
- その①・・・間取りプランなどのデザインに制約が生まれる
- その②・・・耐震性が落ちる場合がある
- その③・・・建築費用も、維持管理費用もかかる
ZEH基準の家は高性能で魅力的であるのですが、従来の住宅と比べ建築費用が高くなったり維持管理費用が必要だったり費用面で負担が大きくなってしまいます。
当社は京都市山科区を中心とした工務店です。
注文住宅はもちろん、中古住宅のリノベーションなども行っております。
お客様の中には
「今から新築住宅を建てるならZEH基準だろう」
と思っている人もいる方も多いのですが、よくよくお話を聞いていると理想の間取りや耐震性、予算など必ずしもZEH住宅の基準を満たさなくてもご満足いただけるな、と思うことが度々あります。
当社では、耐震性を求めておられるお客様には「テクノストラクチャー工法の家」、予算を重視されているお客様には「リフォーム、リノベーション」を中心としたご提案をするなどお客様に合わせたご提案をさせていただいております。
ご相談は無料で承っておりますのでお気軽にご相談くださいませ!