【耐用年数】テクノストラクチャーで建てた家の耐用年数は?
テクノストラクチャー工法では、「テクノビーム」という木と鉄を合わせた独自の梁を使って建築します。
通常の木造住宅の法的耐用年数は22年ですが、「テクノビーム」を使っているテクノスラクチャーの家の耐用年数はどうなるのか、解説していきます。
テクノストラクチャーで建てた家の耐用年数は?
テクノストラクチャー工法で建てた家の法的対応年数は一般的な木造住宅と同じく「22年」です。
テクノストラクチャーの家は「国に認められている木造住宅」です。
「テクノビーム」など梁の中に鉄を使用している箇所もありますが、土台や柱は木を使用しており、構造的には「木造」扱いになります。
法的耐用年数とは
法的耐用年数とは、課税の公平性を担保するために不動産取引時に用いられたり、住宅ローンの計算用に使われる耐用年数です。
木造住宅と同様にテクノストラクチャーの家の法的耐用年数は「22年」ですが、22年で家が使えなくなるという訳ではありません。
その他の耐用年数
耐用年数には、「法的耐用年数」の他にも以下のような耐用年数があります。
- その①・・・物理的耐用年数
- その②・・・経済的耐用年数
- その③・・・期待耐用年数
順に紹介します。
物理的耐用年数|さまざまな耐用年数①
「物理的耐用年数」とは建物が建物として機能する目安の年数です。
建物を建てる業者の施工精度や、使用している構造材、使用する材木、メンテナンス状況などをもとに工業的な判断を行い割り出されます。
法的耐用年数を過ぎている物件であっても、メンテナンスや施工精度によってはまだまだ建物として使える物件が多くあります。
古い寺院などのようにメンテナンスを繰り返すことにより1,000年以上利用できる状態の木造建築も存在します。
経済的耐用年数|さまざまな耐用年数②
「経済的耐用年数」とは、物理的な建物の耐用年数に、建物の機能面や市場価値などを含めた耐用年数であり、不動産市場において売買される価値がある期間を指します。
物理的耐用年数での評価点に合わせて、建物の立地や間取り、外観なども評価として加味されます。
中古市場での売買価格はこの「経済的耐用年数」が重要視されることが多く、法的耐用年数が過ぎている物件でも価格がついて取引されています。
期待耐用年数|さまざまな耐用年数③
「期待耐用年数」とは、通常の維持管理を行なう前提で建物を使える耐用年数です。
中古物件の取引市場活性化を目指して導入されました。
リフォームや修繕行為を行い建物価値を向上することで「期待耐用年数」を伸ばすことができます。
耐用年数の中でも、「期待耐用年数」が建物評価として一番正当性があると考えられています。
まとめ
テクノストラクチャーで建てた家の法的耐用年数は木造建築と同様の「22年」です。
しかし、これは税金などの計算都合上設定されている年数であり、実際に家が使える年数というわけではありません。
実際に家が使えるという意味での耐用年数は「物理的耐用年数」「経済的耐用年数」「期待耐用年数」などが用いられます。
「物理的耐用年数」「経済的耐用年数」「期待耐用年数」は耐用年数サービスや不動産鑑定士に依頼することで調査することができます。
テクノストラクチャー工法では「テクノビーム」という木と鉄を合わせた独自の梁を使用することで、木材の温かみを感じながら確かな耐震性、住宅強度を確保できるのが特徴です。
テクノストラクチャー工法の家の場合、一棟一棟構造計算を行い、388項目もの検査項目を設けて建築しております。
テクノストラクチャー工法も法的耐用年数は一般的な木造建築と同様の22年ですが、建物として使えるという意味での「物理的耐用年数」「経済的耐用年数」「期待耐用年数」では、木造建築より勝ります。