【カンタン解説】屋根のリフォームの費用と工事の種類について解説
家の屋根は、長い年月を経て劣化してきます。
そのため、リフォームが必要になることがあります。
しかし、屋根のリフォームには、費用や工事の種類など様々な要素があり、どのようにしてリフォームを進めるか迷ってしまう方も多いです。
今回は、屋根のリフォームの費用や工事の種類、施工前後の注意点などについて簡単に解説します。
屋根をリフォームする際の費用
一般的に、屋根リフォームの費用は、30万円～100万円程度が目安とされています。
屋根リフォームの費用は、以下の要素によって大きく変わってきます。
- その①・・・屋根の状況（屋根の面積、形状、傾斜、素材、構造など）
- その②・・・使用する材料（屋根材の種類や厚み、防水性能、耐久性など）
- その③・・・工事規模(屋根全体をリフォームするのか、一部分だけのリフォームなのか)
- その④・・・工事の種類、方法(全面葺き替え、、部分葺き替え、塗装など)
- その⑤・・・地域差(地域によって業者の料金体系や販売価格に差があることも)
屋根の状況は普段生活をしていても目にすることがなく、素人では状況の判断ができないことも。
それにも関わらず工事方法や求める性能によって大きく価格差が出てしまう箇所です。
一部の業者では、本来するべき修繕以上の修繕が必要だと言い、結果として高額な請求をしてくることも。
見積りが高いなと感じた際は他社に相見積もりを依頼するなどし、そのリフォーム費用が妥当なのか、確認するとよいでしょう。
屋根リフォームの種類
屋根リフォームには、以下のような種類があります。
- その①・・・屋根塗装
- その②・・・屋根カバー工法(重ね葺き)
- その③・・・屋根葺き替え(屋根張り替え)
- その④・・・屋根劣化部の補修
順に解説していきます。
屋根塗装 | 屋根のリフォームの種類①
既存の屋根材をそのまま使用し、上から塗装を施す工事です。
既存の屋根を高圧洗浄し、その後に２度から３度塗りの塗装を行うのが一般的です。
費用は塗料の種類などによっても変動しますが、屋根のリフォームの中では、比較的安価で実施できるのが特徴です。
屋根カバー工法(重ね葺き) | 屋根のリフォームの種類②
屋根カバー工法(重ね葺き)とは、既存の屋根に新しい屋根材を載せる方法です。
屋根がスレート葺きや軽量金属葺きなど平板の屋根材の場合に施工できる工事方法です。
防水シートを敷き、その上からガルバリウム鋼板など軽量かつ丈夫な屋根材を貼ることが多いです。
重ね葺きできる屋根は限定されてしまいますが、既存屋根を剥がし処分する手間・費用がかからないのでその分、一般的な屋根の葺き替えに比べると安価で工事ができるのが特徴です。
屋根葺き替え(屋根張り替え) | 屋根のリフォームの種類③
既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を張り替える方法です。
屋根材だけでなく下地部分のメンテナンスもできるので、結果として建物の寿命を長引かせることにつながります。
既存屋根材の処分が必要であったり、塗装や重ね葺きに比べるとリフォーム費用は高くなってしまう傾向があります。
屋根劣化部の補修 | 屋根のリフォームの種類④
屋根のリフォームでは、屋根の劣化した部分のみを補修する場合もあります。
屋根は屋根材以外にも、日本瓦の接着に使われる漆喰や隙間を埋めるコーキング、付帯設備として雨樋などが経年劣化する場合があります。
屋根材を変えるのではなく、これらの劣化した部分を取り替える、やりなおすことにより屋根材や建物の寿命を延ばすことができます。
まとめ
屋根リフォームの費用は屋根の状況、使用する屋根材、工事規模、工事の種類・方法などによって費用が大きく変動します。
屋根リフォームをする際には、自分の家の状況や予算に合わせて、適切な方法を選ぶことが大切です。
また、業者のリフォーム内容や費用に納得感がない場合は別業者に相見積もりを依頼し、費用やリフォーム内容に客観性があるか確認するようにしましょう。
また、「長期優良化リフォーム推進事業制度」など屋根のリフォームの内容次第では補助金や助成金が活用できる場合があります。
見積りと一緒に、「使えそうな補助金、助成金はないか」工務店に確認するようにしましょう。
当社は京都市を中心に関西でリフォーム・新築工事などを行なっている工務店です。
「そろそろ屋根や外壁のメンテナンスしなあかんけど、状況わからんしとりあえずみてほしい」
「他社で見積とったら○○○万円って言われたんやけど、妥当やろか？」
など屋根のリフォームをはじめとした不動産のことなら、なんでもお気軽にご相談ください。
大切なお家でずっと快適に過ごせる、そんなサポートを全力でさせていただきます。
